シンポジウム 韓国の死刑廃止と日本の死刑存置について考える

2012年06月29日

 日弁連と第二東京弁護士会の共催(予定)で、日弁連が6月3日から6日まで行った韓国調査の報告(調査の概要は下記※をご参照ください)を中心に、市民と意見交換するシンポジウムを開催することとなりました。

①タイトル シンポジウム「韓国の死刑廃止と日本の死刑存置について考える」(仮題)
②テーマ 日弁連による韓国調査の報告を受け、韓国における死刑廃止と日本における死刑存置の現状について弁護士と市民との間でともに考え、今後日本において死刑執行停止をどう実現して行くのかを議論する
③主催  日弁連、二弁共催(予定)
④日時 2012年7月24日(火曜日)午後6時から午後8時(開場午後5時30分)
⑤場所 東京都千代田区霞ヶ関 日弁連会館1003号室
⑥内容
・基調講演  韓国の死刑廃止と日本の死刑存置(仮)杉浦正健元法務大臣(一弁)
・調査報告  韓国調査の概要(仮)張界満弁護士(二弁)
  韓国の死刑廃止への動き(仮)小林修弁護士(愛知県弁護士会)
・市民との意見交換・質疑応答 司会 小川原優之弁護士(二弁)

 開催までの時間が短く、広報も十分にはできないのですが、市民運動の方たちにも参加していただき、日弁連側と参加者との意見交換・質疑応答の時間をできるだけとりたいと思っています。

 日弁連死刑廃止検討委員会では、この夏に、死刑と終身刑について集中的に議論する予定(菊田教授に講演をお願いしています)となっており、韓国での議論もふまえ、市民の皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。

 事前の申し込みの必要はありませんので、是非、多くの方にご参加いただき、積極的にご発言いただければと思います。このブログを転送して広報いただければ幸いです。



※ 日弁連 死刑制度に関する大韓民国調査の概要

1 調査目的
韓国における死刑執行停止に関する状況の調査

2 日程
2012年(平成24年)6月3日から同年6月6日まで

3 参加者
日弁連死刑廃止検討委員会委員長加毛修(調査団団長)ほか
顧問 杉浦正健元法務大臣
顧問 平岡秀夫衆議院議員・元法務大臣

4 調査先と主な調査内容
(1)法務部刑事法制課の説明
・絞首刑が原則、法務部長官が死刑判決確定後6ヶ月以内に執行を命令、執行命令日から5日以内に執行。
・97年12月、23名の死刑執行以来、現在まで執行していない。未執行者数58名。
・08年から10年、国会議員の発議により「死刑廃止に関する特別法」3件が国会に提出されたが廃棄。

(2)法務部保安課の説明
・97年以降死刑が執行されていない状況を考慮し、効率的な死刑囚管理のため、2008年12月から法を一部改定し、多様な教化プログラムを組んでいる。作業の実施など。

(3)ソウル拘置所の視察
・18名の死刑囚を収容している。作業できる場所がないため、作業はさせていない。

(4)国家人権委員会の説明
・2005年に「死刑廃止に向けた公式見解」を表明

(5)憲法裁判所の説明
・2010年に死刑合憲判決(合憲意見5、違憲意見4)

(6)国会議員らとの面談
・今後提出予定の死刑廃止法案について(死刑の代替刑として仮釈放のない終身刑)

(7)死刑廃止運動協議会との懇談会
・韓国における死刑廃止運動について

(8)朴秉植東国大学法学部教授の講演・質疑応答
・韓国の死刑制度と廃止への歩み 

(9)カトリック矯正司牧委員会の施設訪問と懇談会
・死刑廃止運動と被害者支援活動の双方を行っている

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