日弁連は法務省と民主党に要請書を提出しました

2010年08月06日

日弁連は、8月5日、
法務省宛 「死刑のあり方について検討するための法務省内勉強会」に関する要請書
民主党宛 「死刑制度に関する検討ワーキンググループ」に関する要請書
を提出しました。
 
 法務省の勉強会は、8月の早い段階で開催される見通しであるため、日弁連としても、これに間に合うように要請書を提出しました。
 要請の趣旨は、以下の通りです。
1 勉強会の構成員として、死刑執行停止・死刑廃止を含め様々な立場を有する有識者や,死刑問題に携わってきた市民団体等からも幅広く構成員を募るべきであって,日弁連からもその推薦する会員を構成員とされたい。
2 勉強会の公開
勉強会は,公開のものとし,発言者の顕名による議事録を作成し公表されたい。
3 勉強会のテーマ
勉強会のテーマとしては,少なくとも次の点を加えられたい。
(1) 死刑制度の運用状況
(2) 死刑を法定刑とする罪に係る事件の量刑の実情
(3) 死刑事件に関する誤判防止のための刑事司法制度のあり方
(4) 死刑に直面する者に対する権利保障,死刑確定者の処遇等
(5) 世界における死刑制度の動向
(6) 死刑の犯罪抑止効果及び死刑執行停止期間中の犯罪情勢の推移
(7) 死刑に代わる最高刑のあり方
(8) 死刑を法定刑とする犯罪の範囲の適否
4 勉強会の成果
勉強会の成果を,さらなる死刑制度の存廃を含む抜本的な検討及び実際の見直し作業,具体的には衆参両院における死刑問題調査会の設置とその間の死刑執行停止につなげるための方策を確保されたい。
5 死刑の執行停止
勉強会の結果を踏まえた死刑制度の存廃を含む抜本的な検討及び見直しを行うまでの一定期間,死刑の執行を停止されたい。
 とするものです。

 また、民主党法務部門会議が8月3日、死刑制度に関する検討ワーキングチームを設置
することを決めたことから、民主党に対しても要請書を提出しました。
 要請の趣旨は、以下の通りです。
 1 ワーキンググループにおいては,少なくとも次の事項を検討の対象とされたい。
(1) 死刑制度の運用状況
(2) 死刑を法定刑とする罪に係る事件の量刑の実情
(3) 死刑事件に関する誤判防止のための刑事司法制度の在り方
(4) 死刑に直面する者に対する権利保障,死刑確定者の処遇等
(5) 世界における死刑制度の動向
(6) 死刑の犯罪抑止効果及び死刑執行停止期間中の犯罪情勢の推移
(7) 死刑に代わる最高刑の在り方
(8) 死刑を法定刑とする犯罪の範囲の適否
(9) 国会における死刑制度問題調査会の設置および死刑の執行停止

2 ワーキンググループにおける調査対象
死刑執行停止・死刑廃止を含め様々な立場を有する内外の有識者や,死刑問題に携わってきた市民団体等からも幅広く意見を聴取し,またオブザーバーとしての議論への参加なども検討したうえ,必要に応じて現場の視察等を積極的に行われたい。

3 ワーキンググループの検討結果
ワーキンググループにおける検討結果を現実の改革へとつなげるべく,衆参両院に死刑制度問題調査会を設置し,かつ,その間の死刑の執行を停止するための取り組みを開始されたい。

 民主党としては、死刑執行停止を求めた2009年の政策インデックスを変更したわけではないそうなので、政策インデックスの実現を求めていきたいと思います。

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