テレビや新聞で凶悪事件が報道されると、「あんなひどいやつは死刑にして当たり前だ」という人が圧倒的に多いと思います。

 感情的にそうなることは良くわかりますが、今では世界の3分の2の国が死刑を廃止していることや(どうして多くの国が死刑を廃止したのでしょうか)、 国際社会が日本に対して死刑廃止に前向きに取り組むよう求めていることとか(どうして日本に死刑廃止を求めているのでしょうか)、 日本でも平安時代には300年以上死刑を執行していなかったこととかを冷静に考えてみる必要があります。

 とくに日本では、死刑判決を受けた後、20年以上もたってから無罪だったことの判明した人が4人もいます(どうしてそんなことが起こったのでしょうか、これからは起こらないのでしょうか)。 裁判員裁判の場合、有罪か無罪か、死刑か無期か市民が裁判官とともに決めることになりますから、なおさら死刑について考えておく必要があります。

 この教室は、死刑について考えるための教室です。みんなで一緒に考えてみましょう。


弁護士会では、今年も市民の皆さんに死刑の残虐性と問題点をあらためて考えていただくため、映画「休暇」などを上映する「死刑を考える日」を全国各地で開催する予定です。  
具体的な日程と場所が決まりしだい、おしらせいたします。


 また今年は6月25日(金曜日)、東京霞ヶ関にある弁護士会館2階講堂クレオで、米国「人権のための殺人被害者遺族の会」(MVFHR)の講演会、「米国被害者遺族の『それでも私達は死刑を望まない』(仮称)」を予定しています。
これは、「米国の被害者遺族の話を聞き,被害者遺族の感情の多様性と時間と共に変化する感情を知るとともに,被害者遺族への援助の改正,真の癒しを考え,被害者遺族と死刑執行との関係を話し合う。」ことを目的としています。

                是非、多くの市民の方にご参加いただきたいと思います。