日弁連第54回人権擁護大会シンポジウム 「私たちは『犯罪』とどう向きあうべきか?-裁判員裁判を経験して死刑のない社会を構想する」(仮題)

2011年01月24日

 今年、日弁連では、第54回人権擁護大会シンポジウム(2011年10月6日香川県高松市で開催)のテーマとして、

   私たちは『犯罪』とどう向きあうべきか?
    -裁判員裁判を経験して死刑のない社会を構想する(仮題)

を予定しています。
 刑罰制度について、「過ちを犯した人の立ち直りを助け,彼らが再び社会の一員として復帰できるように努力する社会か。それとも,過ちを犯した人々を切り捨て,ひたすら塀の中に隔離して社会から排除し,場合によっては生命を奪い,永久に社会復帰の道を断つ社会か。私たちは,どのような社会を選ぶべきなのでしょうか。」、「わが国の厳罰化政策は,犯罪者に対する拘禁の使用は最小限度に留めること,そして,いかなる罪を犯した人々も,最終的には一般社会へ再統合される可能性をもち,そのための効果的な処遇を受けるべきだとされている国際人権基準に違反しています。」との視点から、わが国の刑罰の現実が,犯罪者の更生のために運用されているのか具体的に検証し、寛容な社会、「死刑のない社会」を構想しようという試みです。
 
 ところで先日、「死刑に異議あり!」キャンペーンVol.24が送られてきたのですが(下記に転載させていただきます)、催し物として、

   「厳罰化社会からの転換~誰もが生きやすい、「寛容」な社会を目指して~」
    ★2011年2月11日(金・祝)14:00~16:00
    ○会場:飯田橋セントラルプラザ10階
    ○出演:浜井浩一さん(龍谷大学大学院法務研究科教授)
        古畑恒雄さん(更生保護法人更新会理事長・弁護士)
          稲葉 剛さん(特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい
          理事長)
  
が紹介されていました。私も、さっそく参加申し込みをしたのですが、日弁連のシンポジウムのテーマと共通していると思います。
 
 また、2011年1月17日に日弁連で、「受刑者の社会復帰 イギリス・スウェーデンの取組に学ぶ」というシンポジウムが開催されたのですが、

   講演1 「犯罪者の立ち直りに必要なもの」
    Shadd Maruna氏(クイーンズ大学ベルファスト校教授)
    犯罪者の立ち直りに関する専門家。リヴァプールの犯罪者をインタビューし、立ち直った犯罪   者と再犯を起こす犯罪者の違いを描きだした好著Making Goodでアメリカ犯罪学会賞を受賞 

   講演2 「スウェーデンにおける受刑者の支援活動に学ぶ」
    Christer Karlsson氏
    KRIS理事長。30年の服役を終え、三人の仲間とともに、元受刑者による支援組織KRISを立    ち上げた。KRISは、現在、スウェーデンに29の支部、5500人の会員を有する。

社会復帰の実践例が具体的に紹介されていました(Christer Karlsson氏はプロレスラーのように大柄で、34年間薬物依存者で53回も有罪判決を受けたそうです)。

 Shadd Maruna氏の著書Making Good(邦題「まき直し」)を今年出版予定の静岡県立大学の津富宏準教授とお話する機会もあったのですが、講義で、

   安心な社会/寛容な社会はいかにして可能か
    特に、死刑を通じて考える 
   そんな社会に住みたくないのか

を取り上げているとのことでした。

 私は、日弁連の人権大会シンポも、これら各種のシンポジウムや講義も、犯罪や死刑といった問題について、単に刑罰という観点からではなく、自分たちの生きている社会そのものの質はどうなのかという観点から捉えている(捉えようとしている)のであり、不可欠の視点だと思います。裁判員裁判を経験して死刑と直面せざるを得なくなった「市民」とともに死刑制度の存廃を議論する際には、この「私たちは『犯罪』とどう向きあうべきか?」、「厳罰化社会からの転換~誰もが生きやすい、「寛容」な社会を目指して~」、「安心な社会/寛容な社会はいかにして可能か 特に、死刑を通じて考える そんな社会に住みたくないのか」が是非とも話し合われるべきだと思います。国際社会の動きと連動させながら、マスコミにも働きかけ、学校教育などでも取り上げ、広範な議論がなされてこそ、民主的な政治家のリーダーシップによる死刑廃止の実現も可能になると思います。
 
 まさに江田五月法相は1月21日の閣議後の記者会見で、死刑制度について、「世界中の状況から見ると、制度としてあることはいいのかどうかも、考えていく時期に来ているのかなという気はしている」と述べ、制度の存廃を検討する必要があるとの考えを示しています。好機到来と言うべきです。
 日弁連としては、近日中に江田法相に対し死刑執行停止要請を行う予定ですが、今年はこの人権大会シンポジウムも開催する予定です。是非、多くの皆さんにご参加いただきたいと思います。



***** キャンペーン事務局**************************************
        
                     「死刑に異議あり!」  Vol.24
                             
                                                   2011年1月14日
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  =INDEX=
  1、【ご挨拶】事務局より新年のご挨拶
2、【アクション】日本政府に対して、死刑執行停止を求めるアピールを!
3、【報告】国連総会で、死刑執行停止決議が3回目の採択!!
4、【報告】1852名の参加者で埋めつくされた12.19日比谷公会堂大集会
5、【記事】「大逆事件」死刑判決に異議あり!
6、催し物の案内
  
△▼△キャンペーンのウェブサイトにはたくさんの情報が掲載されています。
ぜひご活用ください!!!
http://www.abolish-dp.jca.apc.org/
   
  ===協力金のお願い======================
キャンペーン推進資金として賛同団体・個人の有志のみなさまに
賛同協力金をお願いしております。ぜひ、ご協力ください!
団体協力金:3000円 個人協力金:1000円
ゆうちょ口座番号:00100-9-632483/加入者名:執行停止キャンペーン
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  1【ご挨拶】事務局より新年のご挨拶
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新年あけましておめでとうございます。
  
今からちょうど11年前の2000年1月、アメリカ・イリノイ州ではライア
ン知事(当時)が、死刑執行の一時停止(モラトリアム)を宣言しました。そ
れから3年後の2003年1月11日、知事は当時イリノイ州に167名いた
死刑囚のすべてを有期刑ないし終身刑に減刑しました。
   
  一括減刑からちょうど8年後の今年1月11日、死刑廃止法案がイリノイ上院
を通過しました(下院は既に6日に通過)。イリノイ州民はもちろん、全米と
して世界の死刑廃止運動の仲間の力が、10余年の歳月を経て、ついに結実し
たのです。
   
  「死刑廃止にひとつの答えはない。」2年前に来日し、「死刑に異議あり!」
キャンペーンの企画で講演をしたスピーディー・ライス氏(ワシントン&リー
大学教授)は言います。当たり前のことですが、死刑廃止には特効薬などあり
ませんし、ここを押せば廃止になるという「ツボ」があるわけでもありません。
死刑冤罪の発覚や政権交代など、たしかにきっかけを作る出来事はあっても、
それらの契機を確実にとらえ、適時に生かしていく地道な運動の積み重ねがあ
ってのことです。
   
  裁判員裁判制度下での死刑判決も宣告され、他方で情報公開や国会・政府内で
の死刑制度をめぐる議論は進まず、なかなか先が見えない状況のなかで、私た
ちはともすれば「一発大逆転」的な何かを探しがちです。
   
  しかし、大きなチャンスを生かすのは、冷静な状況分析、それを受けての日々
の真面目な取組み、そして、困難に直面しても「ぶれない、くじけない」軸足
の確立ではないでしょうか。
   
  今年で「死刑に異議あり!」キャンペーンが発足してから、3回目の年明けとな
りました。ゴールは先でも、着実にそのゴールに向けて歩を進めていく。皆さ
んと一緒に、そういう一年にしていきたいと思います。
  
本年もよろしくお願い申し上げます。
  「死刑に異議あり!」キャンペーン事務局・田鎖麻衣子
   
  
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  2【アクション】新法務大臣に対して、死刑執行停止を求めるアピールを!
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   2011年1月14日、江田五月参議院議員が法務大臣に就任しました。江田議員
は、これまで死刑廃止論者として、死刑廃止議員連盟の活動などにも参加してき
た議員です。「死刑に異議あり!」キャンペーンでは、死刑廃止に向けた前進を勝ち
取るために、新法務大臣に対し死刑廃止を求めるアクションを呼びかけます。
 
■TAKE ACTION
新たに法務大臣となった江田五月氏に対し、ただちに死刑執行を停止するよう
求める手紙を送って下さい。
   
  ■アピールの宛先
〒100-8977 千代田区霞ヶ関1-1-1 中央合同庁舎6号館 法務省
江田五月法務大臣 殿
   
  ■手紙の文例
  法務大臣ご就任、おめでとうございます。日頃からの人権問題への真摯な
取り組みに深い敬意を表します。
  
 死刑は、生きる権利の侵害であり、残虐で非人道的かつ品位を傷つける刑
罰です。国家がなすべきことは、あらゆる人びとの人権と尊厳を保障する政策
を実行することであり、新たに人間の命を奪うことではありません。
  
 さらに近年、無実を叫びながら死刑を執行された飯塚事件など、死後再審
の請求がいくつも申し立てられています。また、深刻な精神障がいを持った
死刑囚の処刑など、国際的な人権基準に違反した処刑の危険性についても、
繰り返し懸念が示されています。
  
 一昨年、全世界で死刑を執行した国は、たった18カ国でした。死刑を行う国
は減少を続けており、世界の7割の国ぐにが死刑を廃止しています。昨年12
月には、国連総会において、全世界の国ぐにに死刑の執行停止を求める決
議が圧倒的多数の賛成で可決されております。
  
 死刑廃止を願う国内外の声に真摯に耳を傾け、ただちに死刑の執行を停止
するよう要請いたします。そして、執行を正式に停止した上で、死刑制度の
現実についてきちんと情報を公開し、死刑廃止に向けた公的な議論を進める
よう要請いたします。
   
  
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 3【報告】国連総会で、死刑執行停止決議が3回目の採択!!
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  前回のメールマガジンでお伝えした、国連の死刑執行停止決議について、続報
です。
   
  12月21日、国連総会において、全世界の国ぐにに対し、死刑廃止を視野に入れ
て死刑の執行停止を行うよう求める決議が、賛成多数で可決されました。この
決議は、11月に国連総会の下の第三委員会において採択され、総会に提出され
ていました。
   
  世界各国に死刑の執行停止を求める内容の決議が総会で採択されたのは、2007
年、2008年に続いて三回目となりますが、回数を重ねるごとに賛成国が増加し、
反対国が減少する傾向にあります。
   
  この決議に対する賛成国と反対国の推移は、次の通りです。
  【2010年】賛成 109カ国/ 反対 41カ国/ 棄権 35カ国
【2008年】賛成 106カ国/ 反対 46カ国/ 棄権 34カ国
【2007年】賛成 104カ国/ 反対 54カ国/ 棄権 29カ国
   
  日本は、総会での採決において、過去二回と同様に反対票を投じました。11月
の第三委員会での採択の際も反対票を投じ、本会議での投票も反対票となりま
した。
   
  ちなみに日本と共に反対票を投じた国ぐにとしては、中国、米国、インド、イ
ラク、イラン、インドネシア、スーダン、朝鮮民主主義人民共和国、ビルマ(
ミャンマー)などの国ぐにが挙げられます。
   
  一方で今回、モンゴルやブータンが新たに賛成国に回りました。その他のアジ
ア諸国の反応としては、フィリピンや東ティモール、カンボジアなどが賛成票、
韓国、ベトナム、タイなどは棄権でした。モンゴルが賛成国になったため、東
アジアの国で3回連続反対票を投じた国は、中国、朝鮮民主主義人民共和国、日
本の3カ国だけとなりました。
   
  死刑存置国が集中する地域と言われてきた東アジアですが、状況は死刑廃止に
むかって着実に変化しつつあると言えます。
  国連総会は2012年末に、この問題を再び議題とする予定です。
   
  
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 4【報告】1852名の参加者で埋めつくされた12.19日比谷公会堂大集会
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   12月19日、日比谷公会堂は主催者の予測を遙かに超える1852名の参加者で埋 
めつくされた。
   
   集会は、「(20年前に)一緒に死刑廃止の実現へ向かって、そして、死刑廃 
止条約の批准を目指して強く息の長い運動の輪を広げていこうではありません 
か、と呼びかけました。私のこの思いは今なお何ら変わりません。皆さん、さ 
らに死刑廃止へ向けて運動を続けましょう」という団藤重光さんの声明代読で 
始まった。
   
   ついで辺見庸の講演「国家と人間のからだ 私が死刑をこばむ理由」、上々 
颱風のコンサート、神田香織の講談「和歌山カレー事件 シルエットロマンス 
を聞きながら」、安田好弘司会で加賀乙彦、中山千夏、森達也のシンポジウム 
をなど盛りだくさんだった。5時間に及ぶこの集会の詳細は1月末発行のフォ 
ーラム・ニュースにゆずりたい。
   
   当日のアンケートにある参加者は「免田、赤堀、菅家3氏の姿と実際に接し 
たのは感動でした。一歩間違えれば、この人たちはこの会場に姿を現すことが 
なかったのです...」と書いていた。この「ひとくちアピール」は韓国から来日 
した車弁護士、朴秉植教授、李永雨神父、高貞元さん、ヨーロッパ評議会の英 
国公使フィトンさん、雪冤を果たした足利事件・菅家利和さん、元冤罪死刑囚 
・免田栄・赤堀政夫さん、執行された木村修治死刑囚の姉で最近『死刑・いの 
ち絶つ刑に抗して』を上梓した日方ヒロコさん、日弁連の小林修弁護士、死刑 
廃止議連事務局長・村越祐民衆議院議員、病魔と闘う大道寺将司死刑囚の妹ち 
はるさん、無実の死刑囚袴田巌さんの姉袴田秀子さん、死刑廃止を訴え続ける 
殺人事件被害者遺族の原田正治さんらの発言だったのだが、これは会場の人々 
にとって新鮮な衝撃だったようだ。 
   
   また死刑囚の作品の展示、死刑関連及び当日の出演者の書籍やDVDの販売 
コーナー、死刑廃止団体のブースなどにも多くの方が集まり、全体として充実 
した集会だった。
   
   私たちはより多くの人々に死刑の問題を語りかけていくより大きな場を作り 
だし続けねばならない。そして集まった集会参加者の死刑廃止の声をより顕在 
化させていく運動を作り出さねばならないと思った。
(死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90・深田卓)
   
  
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 5【記事】「大逆事件」死刑判決に異議あり!
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   1910年1月18日大逆罪で24名の方に死刑判決が出ました。
翌日12名の方が特赦で無期懲役になりました。1月24日に11名の死刑が執行さ
れ、25日に一人が執行されました。しかし刑死した方のほとんどが冤罪だった
のです。
   
   大逆罪は刑法73条に「天皇、太皇太后、皇太后、皇后、皇太子又ハ皇太孫ニ
対シ危害ヲ加ヘ又ハ加ヘントシタル者ハ死刑に処ス」とあります。1909年11月
信州・明科で宮下太吉が爆発実験を行い、明治天皇暗殺を計画した、というの
が大逆事件の発端です。貧困が拡大し、思想弾圧の激しさが増す中で、「天皇
も血を流す人間」であることを証明しようと宮下など3~4名が計画しました。
桂太郎内閣は明科事件を利用して、社会主義者根絶を図りました。
   
   幸徳秋水は計画に関わっていなかったのですが、「この事件に関係のない筈
がない」と逮捕されました。幸徳秋水との交流関係の中から無実の方々が大逆
罪で逮捕されたのです。大逆罪は大審院のみで、「第一審にして終審」で、上
告の道もありませんでした。
   
   1909年12月公判が開かれましたが、鶴丈一郎裁判長は公開を停止しました。
裁判所は審理を急ぎ、証人申請をすべて却下しました。全被告に共通の証拠は
なく、事実を無理に繋ぎ、大逆罪犯人に仕立て上げたのです。武富済など検察
の強引な取り調べを始め、100年前の冤罪の構図は今も引き継がれているのでは
ないでしょうか。
(「一羊会」森田麻里子)
   
  
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  6 催し物の案内
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  「厳罰化社会からの転換~誰もが生きやすい、「寛容」な社会を目指して~」
★2011年2月11日(金・祝)14:00~16:00
   
  ○会場:飯田橋セントラルプラザ10階
○地図・アクセス:http://www.tvac.or.jp/images/infomap_large.gif
  ○出演:浜井浩一さん(龍谷大学大学院法務研究科教授)
    古畑恒雄さん(更生保護法人更新会理事長・弁護士)
      稲葉 剛さん(特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい
          理事長)
  
○参加費:1000円(一度お支払頂くと、本分科会以外にも2月11日~13日の他の分
        科会にも参加できます)
○参加方法:参加には「ボランタリーフォーラムTOKYO2011」に申込をする必要が
     あります。詳しくは以下のページをご覧ください。
     お申込みはこちらから→http://www.tvac.or.jp/special/vf2011/y.html
       詳しくは以下のページをご覧ください。
     http://www.tvac.or.jp/special/vf2011/prg_01.html
   
   
  
「アムネスティ・フィルム・フェスティバル 2011-今日、映画を観る自由があった-」
★2011年1月29日(土)/30日(日)
   
   アムネスティ・フィルム・フェスティバルは、毎回、異なる文化や背景を
持つ制作者がさまざまな思いで作り上げたフィクションやドキュメンタリー
映像作品を皆さまにお届けしています。第3回目となる今回も、二日間に渡っ
て、世界各地の国と地域から集めた、劇場未公開5作品を含む全8作品を上映
します。
   
   映画祭二日目に上映する映画『BOY A』は、英国を舞台に、かつて重大な
罪を犯し、長い刑期を終えて社会復帰を果たした青年の葛藤と苦悩を描いた
作品です。過酷な過去を持ち、人生を生き直そうとする一人の青年と、厳罰
を叫び彼を追い詰めていく社会とメディア...。現代社会において、犯罪とは
何か、あるいは死刑廃止や受刑者の更生支援を考えることの意味は何か、深
く考えさせられる作品です。
   
   映画祭では、その他にも、1950年代の在日コリアンの様子を伝える貴重な
ドキュメンタリー『朝鮮の子』、首都圏に住むアイヌの人びとの誇りと生き
ざまを伝える『TOKYOアイヌ』など、さまざまな角度から人権を考える
作品を上映します。現在、前売り券を販売中です。ぜひご参加ください。
   
  ○映画祭公式サイト:http://www.amnesty.or.jp/?aff
○開場・受付開始 10時30分/ 開映 11時
○会場: ヤクルトホール 東京都港区東新橋1-1-19ヤクルト本社ビル
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=3473
  ○入場料:
<前売り券(全席自由)>
A:一般2日券 4,000円 
B:一般1月29日券 2,800円 
C:一般1月30日券 2,800円
D:学生2日券 3,500円 
E:学生1月29日券 2,300円 
F:学生1月30日券 2,300円
   
  <当日券(全席自由・発売当日のみ有効)>
一般3,000円/学生2,500円
  ※学生券でご入場の際は学生証をご提示いただきます。
※前売り・当日券ともに数に限りがありますので、
 売切れの際にはご了承ください。
   
  ○主催・お問合せ先:
社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
TEL: 03-3518-6777  FAX: 03-3518-6778  
Eメール: film@amnesty.or.jp
   
   
  
「受刑者の社会復帰~イギリス・スウェーデンの取組みに学ぶ~」
★2011年1月17日(月) 17:00~19:00
   
  ○会場:弁護士会館17階1702会議室
○地図:http://www.nichibenren.or.jp/ja/direction/
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 
「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
   
  ○内容:
 講演1 「犯罪者の立ち直りに必要なもの」(仮題) 
 Shadd Maruna氏(クイーンズ大学ベルファスト校教授) 
  犯罪者の立ち直りに関する専門家。リヴァプールの犯罪者をインタビュ
  ーし、立ち直  った犯罪者と再犯を起こす犯罪者の違いを描きだした
  好著、Making Goodでアメリカ犯罪学会賞を受賞した。
   
   講演2 「スウェーデンにおける受刑者の支援活動に学ぶ」(仮題) 
 Christer Karlsson氏 
  KRIS理事長。30年の服役を終え、三人の仲間とともに、元受刑者によ
  る支援組織KRISを立ち上げた。KRISは、現在、スウェーデンに29の支部、
  5500人の会員を有する。 
      
○参加費:無料      
○参加方法:申込み不要
○主催:日本弁護士連合会
○お問合せ:日本弁護士連合会 法制部法制第二課
      TEL:03-3580-9925
  詳細は以下のページをご覧ください。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/110117.html
   
   
  
「大逆事件百年後の意味」院内集会
★2011年1月24日(月)12:00~13:30
   
  ○場 所 : 参議院議員会館B107会議室
○講 演 : 
 鎌田 慧(ルポルタージュ作家)
 大岩川 嫩(「大逆事件の真実をあきらかにする会」世話人)
○リレートーク+メッセージ :
 早野 透(桜美林大学教授・元朝日新聞記者)ほか
  ○問い合わせ:福島みずほ事務所(TEL:03-6550-1111)
       今野 東 事務所(TEL:03-6550-0811)
   
   
  *******************************************************
○メールマガジン「死刑に異議あり!」
発行元:キャンペーン事務局
お問い合わせ:abolition21@amnesty.or.jp
Web Site:http://www.abolish-dp.jca.apc.org/
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