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死刑がなかったら、受刑者はすぐ仮釈放されてしまうの?
死刑がなくなくなってしまうと、ひどいことした人もすぐ刑務所から出てきてしまいませんか?
それを考えると少し怖いです…。
実際にはそんなことは起こらないよ。

現在の法律で死刑の次に重い刑罰は無期懲役と呼ばれるもので、 法律の条文には、無期懲役の場合、10年過ぎると仮釈放ができると書いてあるけれど、実際にはほとんど仮釈放にならないよ。
だから死刑がなくなっても、すぐ刑務所から出てくるなどということは現実にはおこらないよ。
 現在の無期懲役について、法律の条文には、10年を経過した後仮に釈放することができる(刑法28条)と定められていますが、 実際には仮釈放はものすごく運用が厳しくなっています。無期懲役になる人の数は1990年代後半からすごく増えていますが、 仮釈放になる人の数は年々減る傾向にあります。

 2006年(平成18年)には仮釈放になった人は3名だけで、平均服役期間は25年1ヶ月、2007年(平成19年)にはわずか1名で、服役期間は31年10ヶ月でした。
無期懲役の人のなかには50年以上服役している人までいるくらいです。

 現在ある通常の無期についてさえ、服役期間がこれほど長いのですから、死刑を廃止してもっと重い無期刑を作るとすれば、 服役期間はさらに長くなる可能性があります。


★日弁連「死刑を考える」ホームページ

「死刑判決は増えているのですか-厳罰化する日本」
http://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/deathpenalty/q02.html